海外旅行に行くとき、一番悩みませんか?現地でインターネットが使えなくて道に迷う、予約確認ができない、写真も撮れない。通信費を抑えたいけど、何を選べばいいのかわからない。
わたしは2026年2月にインド一人旅、その足でヨーロッパ7カ国を周遊しました。学生の限られた予算で旅をしたので、通信費は特にこだわりをもって選びました。実際の費用データをスプレッドシートで管理しながら、eSIM、WiFiルーター、現地SIMを使い分けた経験をもとに、もっともコスパの良い海外旅行のwifi選び方を解説します。
- 海外旅行のwifi手段4種類(eSIM/WiFiルーター/パケット定額/現地SIM)の料金比較
- インド一人旅+ヨーロッパ7カ国周遊の実データに基づく通信費の内訳
- eSIM、WiFiルーター、現地SIMのメリット・デメリットの徹底比較
- 用途・旅行スタイル別の最適wifiの選び方
- eSIMの設定手順と通信障害時のトラブル対応法
海外旅行のwifi手段は4種類。それぞれ料金と特徴が全然違う
海外旅行で使えるwifiは、大きく分けると4つの手段があります。それぞれ料金体系・使いやすさ・カバー範囲が大きく異なるので、旅行のスタイルに合わせて選ぶ必要があります。
- eSIM(電子SIM): 端末にデジタルでインストールするSIM。物理SIMの抜き差しが不要。
- WiFiルーターレンタル: 空港や自宅でポケットWiFiをレンタルする方式。複数台接続可能。
- 国内キャリアのパケット定額: docomo/SoftBank/auの海外データ定額サービス。既存番号でSMS受信可能。
- 現地SIM(プリペイドSIM): 現地で買い求めるSIMカード。最安だが言語・設定のハードルあり。
以下の表に、4つの手段を料金・速度・使いやすさで比較しました。価格は2026年5月時点での目安です。
| 比較項目 | eSIM | WiFiルーター | パケット定額 | 現地SIM |
|---|---|---|---|---|
| 7日間の費用目安 | 1,500〜3,000円 | 3,500〜7,000円 | 3,500円(500円/日) | 500〜2,000円 |
| 速度 | 4G/5G対応 | 4G/LTE対応 | 4G/LTE対応 | 地域による |
| セットアップ | アプリ+QRコード | 電源を入れるだけ | 設定不要(場合によりAPN設定) | 空港で購入+設定 |
| 複数台接続 | 不可(端末1台) | 可(5〜10台) | 不可(端末1台) | 不可(端末1台) |
| 日本語サポート | アプリ内であり | あり | あり | なし(英語のみ) |
| おすすめの人 | 1人の短期旅行者 | 家族・グループ | 電話番号が必要な人 | 最安を追求する人 |
ポイント: 1人で1週間未満の短期旅行ならeSIMが最安。家族や友人と行くならWiFiルーターの共有がコストパフォーマンスで勝ります。
eSIM(電子SIM)とは?
eSIMとは、端末に内蔵されたチップにデジタルプロファイルとしてダウンロードするSIMです。物理的なSIMカードを差し込む必要がなく、アプリからQRコードをスキャンするだけで設定完了します。2022年以降に発売されたほとんどのスマートフォンはeSIMに対応済みです。
Ubigi(ウビギ)
海外旅行eSIMの代名詞的サービス。100カ国以上カバーし、Appから手軽にデータプランを購入可能。インド旅行時、実際に7日間1.5GBの利用で約500円の通信費で抑えられました。
- Appから2分で設定完了。旅行前に自宅ですべて完了
- 地域別プラン(ヨーロッパ、アジア、グローバル)から選択可能
- Data top-up(追加購入)がApp内で完結
- 1GBから購入可能で、短期旅行にぴったりの柔軟性
- 通信障害時はサポートに時間がかかる場合あり
- 通話・SMS機能なし(データ通信のみ)
AIRSIM(エアー SIM)
日本の企業が運営するeSIMサービス。日本語サポートが手厚く、設定の不安が少ないのが魅力です。ヨーロッパリージョナルプランが特にコスパ良好で、10GB/30日間プランが約4,500円。
- 日本語カスタマーサポート付き
- EU圏プランが特に充実(30カ国以上カバー)
- 設定ガイドが日本語で完備
- Ubigiに比べると料金設定がやや高い
- アジア圏のカバー率がUbigiより劣る
Google Fi(フレキシブルプラン)
Googleが提供するeSIMサービス。200以上の国と地域でデータ通信が利用可能で、1GBあたり約260円という均一料金体系が特徴です。バックアップ用として端末に常駐させておくのにも最適です。
- 200カ国以上対応。グローバルカバー率No.1クラス
- 1GBあたり約260円という透明性の高い料金
- バックアップeSIMとして常駐可能
- 米国Googleアカウントが必要
- 国内では通信速度が制限される場合あり
おすすめWiFiルーターレンタル 2選
グローバルWiFi
羽田・成田・関空などの空港で受け取り可能なWiFiルーターレンタル。1日あたり約980円から利用可能で、最大16台の端末を接続できます。
- 空港受け取りで出発当日でも利用可能
- 最大16台接続。大人数のグループ旅行に最適
- 無制限プランもあり
- 1人あたりだと割高になりやすい
- 端末を持ち歩く必要がある
- バッテリー残量の管理が必要
イージースマイルWiFi
自宅への配送受け取りが基本のWiFiルーターレンタル。空港受け取りより安価で、1日あたり約780円から。事前に自宅に届けてもらえるので、空港到着後に慌てる必要がありません。
- グローバルWiFiより料金設定が安い
- 自宅配送なので空港での手続きが不要
- 返却用封筒同封で返却簡単
- 到着日に発送する必要がある(最低2日前の予約が安全)
- 空港での即日受け取り不可
eSIMとWiFiルーター、結局どっちを選ぶべき?
次の判断基準を参考に選んでください。
| 旅行スタイル | おすすめ | 理由 |
|---|---|---|
| 1人で1週間以内の短期旅行 | eSIM | 最安1,500円〜利用可能。設定も簡単 |
| 1人で2週間以上の長期旅行 | eSIM(大容量プラン) | 30GBプランで約6,000円。WiFiルーターより安い |
| 家族や友人との旅行(2人以上) | WiFiルーター | 端末代金を人数で割るとeSIMより安くなる場合も |
| ヨーロッパ複数国周遊 | eSIM(リージョナルプラン) | 1枚で複数国カバー。国境越えの追加料金なし |
| インド・東南アジア旅行 | eSIM + 現地SIM(予備) | 通信障害に備えて予備の通信手段を持っておく |
角谷の体験記録|インド・ヨーロッパ8カ国の通信費データ
ここからは実際に8カ国を周遊したわたしの通信費データを、スプレッドシートに記録した実数値をもとに公開します。2026年2月の卒業旅行で、インド1カ国とヨーロッパ7カ国(フランス、ドイツ、イタリア、スペイン、オランダ、チェコ、ポーランド)を周遊しました。
インド一人旅:eSIM(Ubigi)の実データ
インド旅行ではUbigiのAsia Regionalプランを7日間利用しました。結論から言うと、7日間・1.5GBの利用で合計480円でした。
具体的には、Appから3GB/7日間プランを約1,000円で purchased しました。実際の使用量は1.5GBで半分程度。WiFi完宿のホステルに泊まったので、外出先でGoogle MapsとTranslateを使う程度で済み、通信量を抑えられました。
しかしここでトラブルが起きました。旅行4日目に突然eSIMの通信ができなくなったのです。ニューデリーの空港近くを歩いている最中、Mapsが開かなくなりました。
急遽ニューデリー空港の店舗でAirtelのプリペイドSIMを購入しました。10GB/28日間で約600ルピー(約1,100円)。パスポート提示と写真撮影が必要でしたが、15分程度で設定完了しました。この経験から、予備の通信手段を持っておく重要性を身をもって学びました。
短期旅行(1週間以内)ならeSIMが最安です。Ubigiの場合、1GBで約330円から利用可能。WiFiルーターレンタルは端末代金がかかるため、1人での短期利用では割高になりやすいです。
1人で使うならeSIM、複数人で使うならWiFiルーターがおすすめです。eSIMは端末に直接インストールするだけで使え、物理SIMを抜き差しする必要がありません。WiFiルーターは最大10台程度まで接続できるため、家族や友人との旅行に向いています。
わたしはインド旅行中にUbigiのeSIMで通信障害に遭いました。そのときは空港で現地のプリペイドSIMを購入して切り替えました。予備としてGoogle FiのeSIMか現地SIM用の空きスロットを持っておくのが安全です。出国前にGoogle Mapsのオフライン地図もダウンロードしてください。
docomoの海外パケット定額(1日500円)は7日間で3,500円、14日間なら7,000円です。一方UbigiのeSIMは7GBプランが約2,500円(30日有効)で済みます。料金を抑えるならeSIM、既存番号でSMSを受け取る必要があるならパケット定額が選択肢になります。
ヨーロッパ圏ならEUリージョナルのeSIMが最もコスパ良好です。1枚のeSIMで複数国のネットワークをカバーし、国境を越えるたびに切り替える手間がありません。私がヨーロッパ7カ国周遊時に使った方法でも、国間ローミングで追加料金なく通信できました。
参考文献・出典
参考文献・出典
著者: 角谷史恩(かどたに しおん)|22歳・新卒エンジニア。2026年2月にインド+ヨーロッパ7カ国を卒業旅行で周遊。渡航費用の全支出をスプレッドシートでリアルタイム記録。格安海外旅行ナビ(kakuyasu-kaigai-trip.com)の運営者。
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